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圧倒的に足りない才能
 敬愛している広島の某プロデューサーのお誘いで先日とある舞台に行きました。
「いいモノにはお金払う価値があるんでそこんとこヨロシク!」と、もう、なんというか一刀両断の剛速球を迷いなくぶんなげるかっこいい人。
自分の企画では考えられない破格のチケット代ではありましたが、確かにそれに見合う一流のパフォーマーをそろえた、見ごたえのあるエンターテイメントでした。
終始、お客さんの嬉しそうな笑顔があちらこちらで見えるすてきな空間。
 以前、その方が「自分が出ている公演のチケットも売らないような出演者(発展途上)を相手にお膳立てしないといけないプロデュースに心が折れた」という話を、してくださったことがあります。
一方で一流のエンタテナーなら、ファンはもちろん縁のある人恩のある人が進んでチケットを買ってそして売ってくれる。
リスクやコストが高いのは大変だけど、そのほうがよっぽど心が救われる。と。

すごーく、納得して大きくうなづきました。
出演しとらんわたしのほうがチケット売っとるやんけ!!という時ほど腹が立つことはない、ということ。ありました。
いや券売はそもそも制作の仕事です。しかしそのためには「売れる」までの実力と信頼が不可欠だとおもうのです。そこはとりあえずすっ飛ばして「役者の手売りに頼るなんて無理がある」なんて言ってはいかんです。
舞台規模が広がれば広がるほど、チケットの売れる枚数が伸びると思いきや、むしろ「これだけ人がいるんだから誰かが売ってくれるだろう」という無責任な参加者が増殖していく悪しき風習。不条理・・・。そりゃ心も折れます。
そういう人は、そういう状況は、きっと淘汰されるのだ。
純度なのだ。純度の高いものに不純物が混じったものは勝れない。
だから自分は純度を見失わないように進んでいくしかないのだ。
不純物でも、繰り返し繰り返しろ過して行けば、活路は見いだせるかもしれないじゃないか。ろ過しないといけないから、継続が何よりも大事なのだ。
そう信じて、ぐっと堪えて前を見ます。
割り切ってしまえば楽だけれど、わたしはまだ若輩者なので、原石をさがす作業から逃げちゃだめな気がしています。そういう苦渋がまだ必要な時、かな。
空席の客席を苦々しく反芻しながら 、一歩ずつ前へ行くしかないんだと自分に言い聞かせます。
一方で、全く質の良くない舞台にわんさかお客さんが入っているのもばっきばきに心が折れます。どんなにチケット代が安くてもです。
がんばってチケット売っていることは素晴らしいけれど、その結果がこの舞台なのはあんまりだ、ということに遭遇するたびにダークサイドに突き落とされます。
ああ、客席できっと辛い時間を過ごしている人が居る・・・演劇ヤバイ(悪い意味)とか思っている人が居る・・・ということに焦りすら感じます。
面白い、面白くないは主観なので論じても意味がないのですが、でも良い悪いはきっとある、絶対ある。
がんばらなくちゃ、良い舞台を観てもらえるようにもっともっとがんばらなくちゃ、とアタマぐわんぐわんしながら会場を後にし、怒りにも似たどうしようもない気持ちを埋めるために、とりあえず酒を飲んでやけ食いしてます(意味不明でしょ。でもしてしまうんです)。

なんというマイナスパワーで稼働しているんだわたしは、と感じたわけです(苦笑)
とまあ、なぜこういうことを考えたかと言いますと。
その、先日観に行った舞台のカーテンコールで、そのプロデューサーが誰よりもうれしそうに飛び跳ねながら拍手をしていたのを目撃したからなのですね。
うーーーあーーー、これは圧倒的にわたしにはない才能だ、と感じました。
マイナスパワー駆動のわたしは、自分のプロデュースした舞台にあんなに純粋に笑って居られないから。
いつだって千秋楽の完パケが終わるまで、苦しそうに会場の端っこで腕を組んでいるだろうと思います。もしかしたら不安な心のざわめきを覆い隠すためにクールっぽく清算処理なんかをしてしまっています。
なんででしょ。なんでわたしはああやって楽を飛び跳ねて喜べていないんだろう。
色々あるから?うん。確かにいつも色々あるよ。でも色々あるのはその方だって同じはず(というかわたしより活動ランクのステージが高いから、もっと色々あるはず)。
この差はなんだ。
判ったことは、その純粋にきらきらした喜びしか発せられていないその姿に、わたしは幸せな気分を味わったということです。

つまりわたしもまだまだ不純物が多いのだな。
一歩前に進みました。
| 制作雑記 | 16:31 | CM(0) | TB(0) |
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